手足口病

どんな病気?原因や症状

イラスト:子供の口の中に赤い発疹が出来ているイラスト

手足口病は7月をピークに流行する夏風邪の一種です。
生後6ヶ月~5歳くらいの子供がかかることが多く、その中でも1~3歳の子供に多く見られる病気です。1~2日程度、微熱~38度くらいの熱が出るとともに、その病名の通り、手・足・口に赤い発疹がみられます。それ以外にも肘・膝・おしりにも発疹が出ます。
発疹による痛み・かゆみは少なく、一週間程度で消えます。

当院での治療方針

薬はありませんが、3~4日で自然に良くなります。
発疹の痛みやかゆみが強い場合には、その症状を抑える薬を処方します。

ご家庭で御注意頂きたいこと

イラスト:プリンやアイスクリームなどのイラスト

口の中の発疹による痛みがひどく、お子さんが食事を嫌がる場合があります。
そのような場合は、プリンやアイスクリームなど口あたりの良いものを食べさせてあげてください。

また、薄いお茶、経口補水液などで十分に水分補給をしてあげましょう。
熱がある間や口内炎がひどいときは休ませましょう。熱が下がって、本人が元気になったら登園、登校してかまいません。2~4週間は便や尿からウイルスが排せつされますが、感染力は弱いので登園、登校には差し支えないでしょう。