下痢

下痢の原因

下痢の原因でもっとも多いのがウィルス感染(胃腸かぜ)によるものです。腸の粘膜が傷ついて、水分や栄養分を十分吸収できないためにおこり、数日から1週間くらい続きます。

ご自宅での対処法

イラスト:経口保水液

下痢で一番心配なのは脱水です。水分は十分に与えることが大切です。軽度の下痢の場合は普通の食事を続けてかまいません。しかし、ジュースやソーダなどは糖分が多く、下痢がひどくなるのでやめましょう。ミルクも下痢の時は吸収がよくありません。ただし、母乳はOKです。
下痢がひどいときは、しばらく食事を与えるのをやめて、薬局で売られている脱水改善用の飲みもの(OS-1など)を飲ませてください。12-24時間して、下痢が少しよくなってきたら、バナナ、おかゆ、パン、麺などの消化のよいものを徐々に与えてください。
下痢止めの薬は、腸の動きを抑えるため、一見下痢が良くなったように見えますが、お腹の中で下痢の状態は続いています。そのため気づかないうちに脱水になることがありますので、使わないようにしましょう。

受診のタイミング

下痢が続く場合、重篤な病気につながる場合もありますので、かかりつけの小児科専門医を受診するようにしてください。 状況に応じて点滴などを行う場合があります。


経口補水液の参考サイト(代表商品:OS-1)
http://www.os-1.jp/

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